コンクリートの壁等にいる、極小の赤い虫の正体は「カベアナタカラダニ」

昔からいたあれ。

4月下旬頃から姿を見せだす、家のコンクリート塀や公園のコンクリートベンチにいる赤い虫。

小さい頃から今まで、知っているが知らなかった私の回りでは「アカムシ」と呼ばれているきみ、本当の君の名は『カベアナタカラダニ』。

絵で大きく描くとこんな感じ。(何か時間があったので描いてみました)

カベアナタカラダニ:基礎

学名?だと。生物学的になのか?

ダニは昆虫じゃないから昆虫学ではないのか?

まぁ正確に彼らの名前を言うと

ダニ目前気門亜目タカラダニ科アナタカラダニ属の

カベアナタカラダニBalaustium murorum(Hermann)という種です。

素早く動き、体長は1mmぐらい、見つかるのはメスのみらしく、単為生殖を行っていそう、で全身真っ赤。(千鳥のネタみたい)

何食ってるのかも定かではないが、花粉を食べてるのは確実らしいです。

真っ赤で素早いので、気持ち悪がられることが多く、1980年には不快害虫に任命!!

駆除対象になりました。

カマキリの幼虫やてんとう虫の補色対象みたいなので、カベアナタカラダニが発生すればこれらの昆虫も寄ってくるかも。

カベアナタカラダニ:日本名の由来

ダニのなにが宝やねん。と思いますが

セミ、カマキリなどの昆虫類に寄生する種がおり。 セミに赤いダニが付いているのを、セミが宝物を抱えている様からタカラダニと呼ぶようになったとかなってないとか。

カベアナタカラダニ:人体への影響

人を噛んだや刺したという報告は今のところないみたいです。

口の形はストロー状で、餌に差し込んで吸いとる方法なので、もしかしたら間違って人を餌と間違えて刺してしまった。なんてことはあるかもしれません。

小さいとは言え、全身真っ赤で大量にいると気持ち悪いので、不快感を与える・気持ち悪くて鳥肌がたつ、という症状は出るかもしれません。これを人体の影響があると言うのかは別として。。

一応プチゅっと潰すのはやめてた方が良いかもしれないです。体液が出てくるので、それで痒みや蕁麻疹が出る可能性は否めないです。

カベアナタカラダニ:まとめ

気持ち悪いかもしれませんが

顔を出す期間は、2.3か月だけですし風物詩と思っては如何でしょうか。

こんな小さな虫でも生態系の一部を担っているはずです。

カベアナタカラダニさん、一緒に力強く生きましょう!

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